【施工】仮設工事に関するノート

一級建築士試験に出題される 仮設工事 に関するノートです。


1. 仮設通路と防護棚

1.1 仮設通路

1.1 仮設通路の安全基準
項目基準
障害物を置かない高さ

通路面から高さ???m以内

昇降設備の設置が必要な高さ

???mを超える場所

  • 作業者の安全を確保するため、通路面から 高さ ??? m以内 に障害物を置かないことが定められている。
  • 高さが ??? mを超える場所で作業を行う場合は、安全に昇降するための設備を設置する必要がある。

1.2 登り桟橋

1.2 登り桟橋の仕様
項目仕様
勾配の上限

???度以下

滑り止めが必要な勾配

???度を超える場合

踊り場の設置

高さ???m以上の場合、???m以内ごとに設置

  • 登り桟橋勾配は??? 度以下 とし、 勾配が??? 度を超える 場合には踏桟などの滑り止めを設ける。
  • 高さ ??? m以上の登り桟橋には高さ ??? m以内ごとに 踊り場 を設置する。

1.3 防護棚( 別名: ???

1.3 防護棚(朝顔)の仕様
項目仕様
別名???
1段目の設置高さ

地上???m以内

2段目以降の設置間隔

下段から???m以内ごと

はね出し材の突き出し長さ

???m以上

はね出し材の角度水平面となす角度は20〜30度
設置場所開口部など
  • 防護棚 (朝顔) は 1段目を 地上 ??? m以内 、2段目以上は 下段から ??? m以内 ごとに設ける。
  • はね出し材の突き出し長さは ??? m以上 とし、水平面となす角度は 20〜30度 とする。
  • 防護柵 は、開口部に設置されるなどから 「 別名: ??? とも呼ばれる。

2. 足場の種類と仕様

2.1 鋼管足場の基本仕様

鋼管足場の基本仕様
項目仕様
積載荷重上限(単管足場・枠組足場共通)

??? kg

建地間隔上限(けた行方向)

??? m

建地間隔上限(張り間方向)

??? m

脚部

ベース金具を使用し、敷板に釘止めを行う(滑動や沈下を防止)

  • 単管足場 であれ 枠組足場 であれ、鋼管足場 の建地 (垂直材) 間の 積載荷重は ??? kg上限 となる。
  • その間隔は けた行方向 ??? m張り間方向 ??? m上限 である。
  • 鋼管足場 の脚部にはベース金具を使用し、敷板釘止め を行って、滑動沈下を防止する。

2.2 足場の安全装置

足場の安全措置
項目仕様
地上第一の布の位置

??? m以下

作業者の墜落防止措置(高さ??? m以上の作業床)

高さ??? cm以上の手すり
中桟か下桟も設置

物の落下防止措置必要
  • 足場地上第一の布は ??? m以下 の位置に設ける。
  • 高さ ??? m以上 の作業床には、作業者の墜落防止措置として 高さ ??? cm以上手すり を設けて 中桟下桟 も設置する。
  • 物の落下防止措置も行う。

2.3 特殊な足場の仕様

特殊な足場の仕様
足場の種類仕様
メッシュシート付き鋼管足場

水平支持材を垂直方向??? m以内に設ける

高さ???mを超える枠組足場

主枠は高さ??? m以下
主枠間の間隔は??? m
水平材は最上層及び???層以内ごとに設ける

吊り足場での作業

吊りワイヤロープの安全係数:???以上
吊り鎖及び吊りフックの安全係数:???以上
??????等を用いた作業は不可

  • メッシュシート鋼管足場 に取り付けける場合は、水平支持材垂直方向 ??? m以内 に設ける。
  • 高さ ???m を超える枠組足場を設ける場合、主枠は高さ ??? m以下 とする。
  • 主枠間の間隔は ??? m とする。
  • 枠組足場における水平材 は、最上層 及び ??? 以内ごとに設ける。
  • 吊り足場 の作業床の最大積載荷重は、吊りワイヤロープ安全係数が ??? 以上になるように定める。
  • 吊り鎖及び吊りフック の作業床の最大積載荷重は、安全係数が ??? 以上になるよう定める (ゴンドラの吊り足場を除く)。
  • 吊り足場 の上では、??????等を用いた作業はできない。

2.4 届出が必要な足場の計画者の資格要件

届出が必要な足場の計画者の資格要件
基本要件追加資格(いずれか)

工事の安全衛生の実務経験???年以上

一級建築士
二級建築施工管理士
足場に係る工事の設計監理又は施工管理の実務経験 ??? 年以上
  • 届出が必要な足場 の計画は工事の安全衛生の実務経験 ???年以上 に加えて、次の資格や経験をもつ者が行う。

    1. 一級建築士
    2. 二級建築施工管理士
    3. 足場に係る工事の設計監理又は施工管理の実務経験 ??? 年以上

2.5 足場の種類と仕様

種類

壁つなぎ間隔

作業床

安全措置

垂直方向水平方向床材の隙間人の墜落防止物の落下防止
単管足場

???m

???m

???cm 以上

???cm 以下

手すり+中桟-
枠組足場

???m

???m

--建枠蓋手すり+中桟

幅木又は


メッシュシート

吊り足場--なし-手すり+中桟-

注 1:中桟は高さ ??????cm の位置、下桟は高さ ??????cm の位置に設ける
注 2:床材と建地 (支柱) との間隔は ???cm 未満とする
注 3:幅木高さは ???cm 以上とする。ただし交差筋かいが下桟、下桟とかねて ???cm 以上とする

2.6 足場の用語

ヒント

壁つなぎ

足場倒壊防止のため、壁つなぎ (足場と建物を接続する部材) の間隔が定められている。

3. 足場・型枠支保工・工事用機械に関する現場管理

3.1 足場・型枠支保工の届出要件

足場・型枠支保工の届出要件
項目要件
届出が必要な場合
  1. 支柱高さ ??? m以上の型枠支保工
  2. 高さ ??? m以上の足場
届出先???
届出不要の条件

組立から解体までの期間が???日未満の足場

  • 支柱高さ ???m 以上の型枠支保工高さ ???m 以上の足場 など、所定の規模の足場や型枠支保工を設置する場合には、 ???届出を行う必要 がある。ただし、組立から解体までの期間が ??? 日未満 の足場については届出が不要。

3.2 作業主任者の選任

作業主任者の選任
対象作業条件
足場の組立・解体
  1. 吊り足場
  2. 高さ ??? m以上の足場

吊り足場高さ ??? m以上 の足場の組立・解体を行う場合は作業主任者を選任する。

3.3 型枠支保工の仕様

型枠支保工の仕様
項目仕様
パイプサポートの継ぎ

??? 本まで可能

継ぎ目の固定

ボルトは ??? 本以上を用いる

  • 型枠支保工 に用いるパイプサポートは ??? 本まで継ぐことができる
  • その場合は ボルトは???本以上を用いて固定する。
  • 作業者建設用リフトに搭乗させたり、クレーンで運搬することは原則、禁止されている。
  • 強風 (10分間の平均風速が ???m/s 以上) 時はクレーン作業を中止し、ジブ傾斜角を適切に保持する。

3.4 仮設工事の現場管理に関する用語

ヒント

3.4.1 移動式クレーン

ジブ が起き過ぎて転倒しないよう注意する。

ヒント

3.4.2 タワークレーン

作業後は過度な風荷重を受けないように旋回装置を解放しておく。